SSブログ

『Ran ZE 2』 [三文短編小説]

(それいぜん。
このとうじにならってのもの。
あるしんじょうがあった。
そのいきさつについて。

『すべてはたっかんされた。
とくにわたくしごと。
さいていげん。
ていせつはすでに。
ぶんめいはとどこおらず
とくにひびはひとびとをうるおした。
だがふぐうがある。
しっていながらいまだであえないじじょう。
そのひとはすぐれた
たぶん女性であり
ひつぜんてきさがにこそゆらいする
『ウォーター・ブレット・リング』によって
えらばれみちびかれるべきひと。
沈黙こそをかいじょすべくあらわれる。
いまであればとうぜん
おそらくいだいな大魔導師にちがいない』

すべてをていさいすべく。
だがじっさいてきにはおおよそ難航するばかり。
げんかいのさなか。
いまだひそうなとしつきにあった。
れいがいはありえないはず。
そこにようやくしょうじたある空白)


ー もういっぽう(とうじのかのじょ) ー

(そのとうじには。
こどもじだい。
ご都合主義に。
ぐうぜんめにしたあるこうけいでドラマ。
それはレジスタンスの抵抗をえがいたもので
ヒロイシズムで象徴的いんしょうにつきるもの。
さいごはけっしてむくわれないもののようにえがかれた。
ばくぜんと。
いったいそのじじょうは?
どういう世界をおもうべきで。
そのしんいとはしるよしもない。

たぶん。
かんがえてみても。
それは。

おそらくは軍国主義のじだい。
警戒中の。
まさに非常事態。
戒厳のさなか。
かたいてっそくのうえになにもかたらずいきをひそめる
ちんもくするだけのひとびと。
意見のそうい。
考えの不一致。
市民とのあしなみにぼろだせば
しゅうへんしょこくの軍事的制裁によるばっそくを
無条件にこうむるじこくの政情。
運命共同体にあったひとびとに
抵抗などおおよそありえるはずのないできごと。
そのきょくちに異端分子などありえない。

めいだいだけ。
じだいにおいての。
がんらいなにをほんせつとするのか。
この世界にはとうぜんべつにりゆうとじじょうがある。
それこそがしんじつでありしんりである。
あくまでも。
だからこそげんじつというものだ。
ドラマはそのさなか。
レジスタンスによるこうけいは
たぶん悲観論者のおわらぬひびとナルシシズムだったはず。
あくまでふるいいつわのはずで。
もちろん。
そしてつきひが)

しゅう
かみとそのすくいのぬしというものはきっとむくわれないはずだ。
おそらくじぶんてききびしさにしじゅうするばかりで。
うたわれるようなてあいじゃない。
けっしておだやかなわけがなくじぶんをゆるすはずがない。
ぎゃくにばかなひけめなんてないはずだ。
ぐちってばかりなんてものじゃない。
おうおうによそでかんちがいをしているだけのはなしであってだ。

あれな
よのなかって。
やっぱりいじょうなきがするよね。

しゅう
あきらかによういんはちがう。
たとえばみはからってかってにほっつきあるく。
だれのはなしなんだ?

あれな
みんなそんなかんじかな。
いろいろときままなことばかりだったし。

しゅう
みさげはてたことだとすらいったひとびと。
じぶんいぜんに世界がいじょうだ。
もんどうむようのあまりまったくはがたたない。

あれな
どうなるんだろう。
このさき。

しゅう
りゆうもなくおわる。
たぶん。

あれな
いつ?

しゅう
わからない。
よくある。
おもうだろ?
どうあってもおおむかしからそうだ。
ほかにりゆうはみつからない。
まさにそうだ。

あれな
こんなばしょやこんなよのなかとちがって
ばあいによればだけど
がんらいまったくことなっていたはずの
そんなきがする
ほんらいすべておなじぶんぽうのうえでなりたつ
とどこおらぬこうどぶんめいでそのさなか。
いっていのものこそをこうしんつづけるもので
いまだにおおきくちがっている。
おもわないかな?
そんな世界。

しゅう
どうして。
いいぶんなんてそうだ。
わからないか。
みんなそうやってじんぎするだろ?
そういうものだ。
さいごにはいなくなる。
なにものこらない。

あれな
とりのこされてしまってはこんなんばかりじゃないか。
そうでしかないのに。

しゅう
できごととけいかがある。
まずものがかんがえられるようになってからだ。
そういうことじゃない。
いまがだめなわけではなく。
あくまでばあいによる。

(あまりおぼえてはいない。
たしかにしっているはずがない。
それすらとうじとおなじわけがなく。
あまりにこんらんして。
へいがいがたたあった。
ただおわるだけとおもえた。
けれどきがつくと)


らんぜ
まったくはんてんした?
すべて。
とうにんいがい。

ブレーカー
きがつくとすでにランディーのじゅうにんだった。
いまのじしつにいてじじょうすらある。
いっしゅんにしていわば世界がかんぜんにいれかわっていた。

らんぜ
それが・・・

ブレーカー
『あれな』
かのじょだ。
あのどうきでしりあいの。
いうまでもない。

らんぜ
たしかに。
あのひとはそうだけど。
そうなんだけどしらない。

(郊外。
ふだんはじしつのそのへやでじかんをつぶした。
おもての廊下にめんしていてまどがある
ずっとテーブルのまえにすわってこんをつめる。
たばこやばあいにさけをやってのちょうじかん。
げんざいのじじょう。
いったいはあくまでまあたらしい車道とくかくされた更地がならぶ。
こうばいがありたかだいでとりのなきごえすらきこえた。
たてものはにかいだてでぜんたいにいりくんだつくり
いしがきのへいにかこまれていてちゅうおうになかにわがあり
へやはすべてうちむきにろうかにめんしていた。
ホールでしょうめんのおおきな木製のとびらががんらい表玄関。
しゅうへんに地下鉄とバスのアクセスはあった)

らんぜ
あしたは講義。
なぜかそのじじょうだけは。
『ドラグーン』。
竜騎兵というんだけど。
いまさら。
きのりもせずあくまでゆううつで。
そういうものとしかおもえず。
いぜんだったら。
そのたいどでこりたことがあった。
じぶんてきにおてんであったはず。


ー 2 a ー

(市内。
えんせんの地区。
ちゅうおうにながれるかわべりにそった住宅地。
にっちゅうでもひざしはとてもおだやか。
そのりょうがわのほどうはせいびされ街路樹がたおやかになびく。
しゅういにならぶ近代建築による住居のかずかず。
そこに。

タイルばりのまどりのひろいていそうのマンションのいっしつ。
あれいらいだった。
いらいふたりはぐうぜんからもどうきょしていた。
そのひもおなじく。
いつものようで。
リビングでしょくじをしながらに。
それはひろい採光のみなみむきのおおきなベランダにめんする
キッチンとカウンターテーブル
おおきなサイドボードにしょくたくのためのつくえ
つくりつけのたながあり
オーディオとデスクトップのコンピューター
かべにはキルトのフラッグがかざってあった。
ふだんはだまっていた。
きにかかるそのことをおもむろに)

しんや
みなさんはどうしてるんですか?

れいこ
ん?

しんや
わたしはあまり。

れいこ
どうしたの。
なんのこと?

しんや
べつによくはしりません。
しらないんです。
どうかんがえてもわからないし。
こまります。

れいこ
うん。
そうよね。
でもどういうことかな。
いったいなんねんくらいなのか。
それすら・・・しらない。

(れいがいはなく。
じっさいにはまだ数ヶ月。
そのひの献立は主菜はいためもの。
主食はおかゆだった)

しんや
もういいです。
ごちそうさま。
へやにいます。

れいこ
はいはい。
どうぞ。

(しょくじをおえてせきをたつ。
じしつにもどってそのままベットのへりにこしをおろす。
いつものようにへやぎすがたで。
まったくしょうじきいって。
ひびおちこむばかりのノイローゼ。
モノトーンのくらい基調
カーテンをとざしたダウンライトがともるそのへや。
つくりつけのパイプのデスクとほんだなのあるしょさい。
そこにすえられたコンポのオーディオでオンエア中のラジオをきく)

ラジオ(DJ)
ええ、名演でした。
ジョン・コルトレーンの『ブルートレーン』をお送りしました。
ゆいいつほんにんによるブルーノートレーベルからのおんげんです。
やはりジャズというとそれだけでみょうりですね。
リスナーならまさにつきるとしかいいえないものです。
ひつようにせまられたじだいから
れきしてきにみて
せんじんがのこした
ふるくからのジャズというがいねん
ばくぜんとしたていぎをどのようなかいしゃくをしたものか。
てらうということでもあって
あくまでもスタンスはムードミュージックにたいしブルース。
じっさいきゅうそくにはってんをとげたジャンルです。
とうじからねっきょうしてむじょうけんにききかじったその表現。
あるじだいにはまさしくいっせんをかくす
そのたんてきスケールとビジョンをつよくいだかずにはいられません。
れいがいなくそのこうどなえんそうとせんりつはかんぺきに
ジャズとしかいいえないせいじゅくぶりをしめして
いまだにききつがれています。
つづいては『おおくぼ・ひでかず』のテイク
『それはゆいいつ僕らのもとをかけぬけたはず』をオンエアします。
へんせいはアルトサックスとテナーサックス、トランペット、
ベースにピアノとドラムです。
おおくぼ・ひでかずはおもにアンダーグラウンドシーンでかつどうし
ジャズマンとしては古典的なソロによるフリーの演奏形式がおおく
ほとんどのばあいアルトサックスをたんとうします。
こんかいのおんげんはとくべつへんせいのもので
いにしえへのとむらいであり
詩をいんようしたろうどくばめんもあります。
それではどうぞ。
かいせつはまたそのあとでします。

(なにをどうしたものか。
みききすること。
ぼうぜんとするだけできょむがのこる。
いまいちがくぜんとするばかり。
むいにつぶやくだけで)

しんや
どうしたらいいんですか?
わけがわからないです。
こまります。

(ふいに。
きがついた。
たしかにみみにはしている。
けれどそれはおおきくちがった。
べつのじじょうがわりこんだこと。
はんきょうするように)

ゆう
おまえいったい・・・
うんざりだ。
どういうことだ?
なにさまのつもりだ。

きいち
ようなしだな。
すでにかのじょももどったことだしな。
いまさら。
べつにほかでひつようすらない。
まだあえるとでもおもってるのか?
だれがだろうな。

ゆう
あのなあ。
なんでだ。
これいじょうのめいわくはごめんこうむる。
それだけのことだ。
だれがすきこのんでこうしてるとおもうんだ?

きいち
ざんねんだが。
もうしゅうりょうだ。
みにおぼえがないわけないだろ?
それだ。

(すでにアンダーグラウンドにいこうちゅうだった。
あくまでしらけたしろのカンバスがえんえんとつづくスペースに
キッチュないんしょうのかきわりがはてなくおかれたホリゾン。
ものおとはむじょうけんにしゅういへ。
ゆうはそのばでなにももたず無防備ながらにかまえる。
くろの上下のスーツにしろいTシャツにブーツ
ライスボールカットでぶしょうひげをはやしたとしいきのてあい。
きいちはみをひくくてにしたアーリーランスをかまえた。
かみをかきあげなでつけたチャコールのスーツすがたで
おおがらできゃしゃなたいくのおとこ。
やりのほこさきがかがやく。
しゅうちゅう)

きいち
そいつ!

(いっきにそのままのたいせいでぜんぽうにいこうする。
しゅんじでかくじつ。
たしかに
たしかにそのたいしょうのはらをつらぬいた
もんどうむようのけっちゃくだったはず。
けれどそれはちょくぜんでガードされキャンセル
ぎゃくにこうほうへとはじきとばされ強打をうってたおれた)

きいち
なんだいったい。
そんなはず・・・

(シュール)

しんや
え?。

スターダスト
そのウェポン。
それがはっしたために。

アーリーランス
・・・もうぜつぼうてきだ。
もはやみこみはない。
おわりだ。

きいち
なんのはなしだ。
ようやくおいつめたんだぞ。
あいつ。
すでにこのてにかけたもどうぜんのはずが。

(スターダストがリバイバルされていた。
神剣jはかのじょのずじょうにうかぶ。
それじたいがりきがくのエネルギーである
クロノによってさどうしきのうする。
ぜんたいのざいしつはすべてプラチナ。
そこにエメラルドでもんようがきざまれる。
ひしがたのつばはそれじたいムーブメントでありあおい光玉をすえる。
はばのひろいながくなみうったはさきは
鏡面でオリファルコンでできていてゆうにたけをこえる。
ふといつかはながさがにばいちかくあり
まったんにかぎのついた
シルバーとゴールドであみこまれたチェーンがながくのび
ワームのようにちゅうにういてかまえる)

スターダスト
けじめをだ。
それをおぼえておくことだ。

(しんやはりょうてをのばしつかむとおもむろにかまえた。
おおきな神剣はそれじたいむじゅうりょくであつかえた。
かのじょはからだをきつくしならされ
そのはさきをななめにかたむけしゅうちゅうする)

きいち
むだだ。
いくらなんでも。
このごになにもできるわけがない。

(しんやはぜんぽうをみすえ)

スターダスト
そのとおり。

しんや
『ザ・オーバー』。

(つよい閃光がとうしんからはっせられる。
そのゆらぎ。
つよくゆさぶりほうかいをうながす。
ぶんかいしむにかえすのははどうでありしんどう。
それにてらされそれをこうむることをさとる。
けっしてにげられず。
ただあっけに)

きいち
いったい・・・それは。
もう・・・あんまりなんだ。

(たいしょうはしょうめつした。
いまだにわけがわからない。
もうしらなくもないはずであっても。
かのじょはばくぜんとただみおくように。
とおまきでのこうけいだった)

ゆう
ひょっとして、姉さん?

(ふいにしゅういがあんてんしてきがつく。
すでにアンダーグラウンドはかいじょされていた。
もとどおりへやにひとり。
へいじのままに。
みうごきすらしていないかのよう。
きおくをたどってこうどうをおもいかえしてみて)

しんや
しらない・・・。
なんのこと?
だって・・・
ああ、もうごめんなさあい。
ゆるしてください。
どういうことだったんですか。
こまります!


らんぜ
なるほど。
『すさのお』の御身。
それがしゅごしんであるかた。
『ゆう』とよばれている。
そしてべつに姉である『あまてらす』のかみ。
それが『しんや』?
あの女のこか。

(またいちにちをぼうにふった。
ほかになにひとつせずひとりでそうしてすごしただけで。
まどのそとはすでにひがくれていた。
いつもこのじかんにはおおむね。
マイブームのバーボンできんちょうとつかれをうるおす。
みょうりな『ヘンリーマッケンナ』をグラスでストレートで。
それのみをひびくりかえすこのあくじゅんかん。
ただものもしらずただこまったものでしかないひびがいまだ)


ー 2 b ー

(しごとをおえて。
あたりはすでによるをむかえまっくらだった。
19じをすぎて20じ。
停留所でかえりのバスをまつ。
年末年始のこのきせつ。
ただみをかたくしていた。
いつものようにきたくのとにつく。
どうりょうのふたり。
むごんのまま。
バスはじかんどおりにとうちゃくした。
のりこんだしゃないに乗客はほとんどがいないのがつね。
電灯はうすぐらくそとのふうけいはなにもみえず。
せきにならんですわった。
おもむろにだった。
きをぬいておもったこと)

れいこ
もうもんだいなんてないはずよね。
すくなくともしごとがあるうちは。
いつまでこうしてはたらけるものかとかんがえるわ。

あれな
それはよくおもいます。

れいこ
かりにやめてしまったら。
きっとなにもしなくなるのかもしれない。
それでもいそがしいとおもうけど。
でもいまのじじょうだったらげんかいがある。
はたらいていてもついていけなくなるものかもしれない。
まだなんとかできるうちはね。
ふるいひとはきっとそう。

あれな
じぶんてきにこうえいとおもってます。
けんきゅうはすばらしいです。
あこがれです。
さいごまでいられたら。

れいこ
たしかに。
そのはずよね。
そういうときはよくそうおもうしそうらしいんだけれど。
しんじょうでしょ?
きっとだいじょうぶなはずなんだけど。

(工業地帯いったいはきぎょうの研究施設だけがたちならぶ。
ひろいしきちにていそうでせいぜんともうけられたきかんの建物。
がんらいは市内のはずれのおくまった地域。
そこをバスがていきてきに循環する)

れいこ
しごとだったらぜったいに。
いいとおもう。
ゆうのうだったらなおさらだし。
いんしょうだけでもちがうとおもう。
わかるとおもうな。

あれな
おりあいがつけばですよね。
しんみょうです。

れいこ
もちろんがんばらないとね。

(いっしゅん。
ほとんどラグすらなくにきづく。
ゆかにしいたマットのうえでめをさます。
それはいまのすまい。
へやのよすみにすえられたすうだいのおおきなスタンドのあかりのなか
じかにおかれたデッキのチューンがちいさなボリュームでなりひびく。
やまての住宅地。
ゆるやかなはばのひろいさかみちにそってたちならぶ
おなじほうしきによるねんだいもののマンションのいっしつ。
そとがわにまどがあってがいへきのうちがわ
しつないにベランダスペースがあり
そのうえさらにへやとのしきりにガラス戸がある。
あれなはみをおこしてかんがえた。
そばにあるブリキのはいざらにきづき
あけさしのかみばこからたばこをとりだしてくちにし
マッチばこからマッチでひをつけひといきつく。
かのじょはめはおおきくふたえで
かみはみどりでかたまでのロングヘア。
ニットのしたぎすがたでたいかくはほそくかたい筋肉質。
もうふにくるまりぼうぜんとしていた。
どういうことか。
あの世界はいったい)


ー epilogue ー

しゅう
もうすぐだろ。

(郷愁だけなのか。
いまさら。
ふがいなくただとぼけているだけ?)

しろう
あいいれない。
けれどぎゃくにあまりじぶんをはじないだろ。
それはわからないせいか?
やっぱり。

しゅう
おうおうに。
おわるべくしておわる。
しかたがない。
つねにとうじしゃだけの。
それいがいすべてちがう。
じっさいかんけいがない。
じだいやことのひつぜん。
ごつごうしゅぎにだけかわるものであるわけだし。

しろう
とむらうひともいないはずだ。
だったら。
だれをみおくったうえでかんどころにするのか。

しゅう
あくまでこんなん。
どれだけいたらぬものであったのか。
だからだ。

(しっていた。
まるでいんしょうはやはりスロー。
わずかすうびょうのできごと。
すべてがとうかいしことごとくほうかいするこうけい。
そうしてむざんにぶんめいはおわるはずといわんばかりで。
なすすべもなく。
そのきょうだいさからも。
そのうえで。
じょうくうにふくすうのきたいがみえた。
おどろくほどていくうでひこうしていることがわかる。
にくはくする。
その世界はおわる)

しゅう
おまえはこのことをしらない。
もうすでにいない。
たぶんしらずじまいだ。
いまはそんなしんきょうというだけで。
手もあしもでずもにふくす。
ここにえんがあるわけでもなく。
むしろしらけて
いまはまだおだやかだというべき。
だからだったんだろ?
りゆうがだ。
ことなったありかた
けれどそういのないものにこそいたるみちすじがあればだ。
かならずとうぜんしんじられるものにこそ
ゆいいつきづかされるはめになるからであって。


(よだん。
ことのなりゆきだけでなぜかいつでもながされているようだ。
みつからずまだなにひとつみえてはいない。
だからすでにあきらめていたものがあった。
しかたがないというだけなのか。
こんかいはとりあえず)


ー 『Ran ZE』 to be continue ー


共通テーマ:blog